わたしはメンタル最弱伝説級でして、仕事で少しトラブルがあるとすぐに胃にモヤモヤがやってきます。
胃痛にまで発展することはたまになのですが、プレッシャーが重なると胃もたれから胃痛にまで到達してしまうこともしばしば。
そんなわたしが、胃痛への対応策として発見した入浴方法をまとめます。
胃痛
胃が弱い人は良く分かると思いますが、「食べ過ぎた」「緊張する仕事の前」など、ちょっとしたことでも胃痛のきっかけになります。
頻繁に起こるからこそ、普段のお風呂で上手に対処しましょう。
胃痛はなぜ起こるの?
胃が痛くなるのは、胃液の出過ぎか、逆に胃液の出が悪いことで起こります。
逆流性食道炎による胸焼けがしたり、胃潰瘍が出来るような時は胃液の出過ぎです。
胃潰瘍は自分の胃液で胃の粘膜を溶かしてしまっているため、逆流性食道炎は胃酸が多すぎるため胃の内容物が逆流するために起こります。
そのほかには精神的ストレスでも起こることがあります。
一度は経験したことがある、という方も多いでしょう。
これらの症状は身体の血行が悪くなる場合に起こるという場合もあります。
また、自律神経の働きによって胃の働きを調節出来なくなってしまうことも原因です。
お風呂に入ることで、これらの症状を和らげることが出来ます。
改善するために効果的なお風呂の入り方
お風呂に入ることで交感神経を高める
- 内臓の働きを活発にする
- リラックスする、
という効果が期待出来ます。
胃痛の症状によって効果的な入浴法は変わってきますので、自分に当てはまる方法を試してみて下さい。
胃液の出過ぎが原因の場合(胃潰瘍・逆流性食道炎など)は熱めのお風呂で
逆流性食道炎など胃液の出すぎの場合は、胃液が出すぎていますのでそれを抑える入浴法が大事です。
熱いお湯に入ることで交感神経が高まると、胃液の出過ぎを防ぐ効果があります。
この場合は「高温浴」という方法で入浴します。
「42度以上の熱いお湯に5分ほど浸かり、5分ほど休憩」を1セットとし、3セットほど繰り返しましょう。
急な胃の痛みもこのパターンで改善されることがあります。
胃液の不足が原因の場合(胃もたれ・消化不良など)の場合はぬるいお風呂で
胃液が少なくて胃もたれする場合などは、胃液の不足が原因です。
胃液を分泌させるには、副交感神経を十分に働かせる必要があります。
38~40度くらいのぬるま湯に15分ほど浸かって、ゆっくり身体を温めます。
これだけでも十分効果がありますが、余裕があればその後にシャワーでお腹に水をサッとかける「温冷交替浴」を行うと効果アップしますよ。
シャワーしか使えない場合にはぜひ試したい方法です。
ストレスが原因の場合(神経性胃炎など)
突然胃に激しい痛みを感じる場合は、神経性胃炎の可能性があります。
ストレスがかかると胃の血流量が減ってしまうため胃痛を起こしやすくなってしまいます。
心身共にリラックス出来る入浴法を試しましょう。
この場合、38〜40度くらいのぬるめのお湯に、胸下くらいまでゆっくりつかる「半身浴」がおすすめ。リラックス効果のある入浴剤を使うのもいいですね。毎日行うことで胃痛の予防にもなります。
食後すぐの入浴は身体(胃)に悪いっていうのは本当?
「食べてすぐお風呂に入るのは良くない」という話を聞いたことがありませんか?
この体に悪いっていうのは「胃に悪い」って意味がかなり強いのです。
だから、胃痛持ちの人は入浴法に気を使いましょう。
なぜかというと食後すぐに入浴してしまうと、全身の毛細血管が開いて、血が全身に行き届きます。
そうなると食後すぐは消化のために胃に血液が集中しているのですが、それが全身に散らばってしまいます。
当然、消化のために必要な血液が足らなくなりますよね。
身体に負担がかかってしまいますので、食事の後は2時間ほどしてからの入浴をおすすめします。
ツボ押しやマッサージでさらなる効果アップ
お風呂に入ると血行が良くなりますし、裸なのでツボ押しやマッサージもしやすい状態ですよね。
胃痛持ちの人はその状況を最大限利用して、ツボ押しをしてください。
お風呂ではシャワーを使って広い範囲でツボを刺激できるので、大まかな位地を知っているだけでも十分に効果が得られるんです。
ツボ押しに使うのは43度くらいの熱めのお湯で、2、3分当てましょう。シャワーヘッドを絞るとより効き目があります。
試してみたいツボやマッサージをご紹介しますので、湯船に浸かりながらぜひチャレンジして下さいね。
胃痛に効果的なツボ
合谷
手の甲の親指と人差し指のつけ根にあります。「痛気持ちいい」と感じるくらいにゆっくりと押し込みます。
内関
手のひら側の手首から指3本分肘の方にいった場所にあります。
足三里
膝のお皿部分から足の方に指4本分いった場所にあります。毎日の習慣にするといいツボです。
中脘
おへそとみぞおちを直線で結んだ線の中間にある場所です。場所を特定するのが特に難しいので、シャワーを使うのがおすすめですよ。
胃痛に効果的なマッサージ
マッサージでも胃痛を和らげることが出来ます。特に寝る前の入浴で行うのがおすすめです。
- まず、胃がある場所を確認します。おへその左斜め上のあたりに胃の上部があります。
- 右手の指を揃え、胃のある部分に指先を優しく当てます。
- ゆっくりと上下に指を動かしてマッサージします。
- マッサージする部分を少しずつずらしていきます。
痛みのある部分は念入りにマッサージしましょう。あまり力を入れ過ぎないようにして下さいね。回数は、他のマッサージと同じで100回程度を目安としています。
- 目安として100回くらい、1分程度続けてみて下さい。
入浴剤やアロマでさらにリラックス
胃酸の分泌や腸の動きには自律神経が大きく関わってきます。
お風呂でリラックスすることでリラックスするので、胃腸の働きの改善につながります。
時間がある時は、入浴剤やアロマを使ってみるのがおすすめですよ。ラベンダー、カモミール、クラリセージなどの香りはリラックス効果があります。
入浴剤の成分によって、保湿して美肌効果が期待出来るものや炭酸ガスで血行促進するものなどの追加効果もありますよ。
ぜひお気に入りのものを見つけて、自分へのささやかなご褒美にしてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
胃腸症状を改善する入浴法と、合わせて行いたい追加のケアをご紹介しました。
お風呂のリラックス効果が消化活動に良い影響を与えてくれるんです。
胃痛や便秘は慢性的に悩んでいる人も多いですよね。すぐに改善するのは中々難しいですが、毎日のお風呂で対策可能です。
マッサージやアロマを楽しみながら、お腹をいたわってあげましょう。