入浴剤は美白や腰痛改善などすさまじい効果があり、知れば知るほど使いたくなるものですが、赤ちゃんがいるうちは気になります。
湯船に入浴剤を入れてしまったら、家族全員が強制的に入ることになってしまいますからね。
そもそも赤ちゃんに入浴剤はOKなのでしょうか。また何歳ごろから入浴剤入りのお風呂に入ったり、入浴剤を使ったりできるのでしょうか。
赤ちゃんと入浴剤の関係について見ていきましょう。
赤ちゃんに入浴剤はOK or NG どっち?
夏は浴槽にお湯を溜めるのは面倒。やる気が出ない。
夏はシャワー派。そんな人のために、近年ではシャワー用の入浴剤が登場しています。
体にさっと塗ってシャワーを浴びるだけで爽快な「バブ 爽快シャワー スーパーエクストラクールジェル」などは夏の定番シャワー用入浴剤として有名です。シャワー後のひんやり感がたまりませんよね。
まだ言葉をあまり覚えていない可愛い我が子にも「この爽快感を体験してすっきりしてもらいたい」と思うかもしれません。
赤ちゃんだって湯上りは心なしか気持ちよさそうにしているじゃないですか。「パパとママが気持ちいいお風呂なのだから、赤ちゃんだって気持ちいいでしょう?」と考えてしまいます。
これも親の愛です。
でも、ちょっと待ってください。赤ちゃんを入浴剤入りのお風呂に入れて大丈夫なのでしょうか。
クールタイプのジャワ―ジェルは確かに大人にとって爽快感があります。でも、あのスウスウ感は、赤ちゃんにはちょっと刺激が強いのではないでしょうか。そこのトコロはどうなのでしょう。
赤ちゃんに入浴剤はOKだけど要注意!年齢と成分に注目
生まれたばかりの赤ちゃんには、基本的に入浴剤はNGです。
赤ちゃんに入浴剤を使うことができるのは、生後3カ月から半年くらいになってからです。ただ、生後3カ月からすぐに全ての入浴剤がOKというわけではありません。
クール系の入浴剤や唐辛子成分の入った入浴剤などは、赤ちゃんにはまだ刺激が強いため、控えましょう。
きき湯(赤)などは刺激が強いので注意してください「「きき湯FINE HEAT」の赤、黄、緑の比較レビュー。美肌効果はないが、冷え症に良い」
夏場のシャワージェルは爽快感に重点を置いている商品も多いため、生後間もない赤ちゃんにはやはり刺激が強すぎると考えられます。
赤ちゃんには、お肌に優しい入浴剤からスタートすることが大切です。また、4つの注意点に気をつけることが重要です。
赤ちゃんと入浴剤入りのお風呂に入る時の4つの注意点
赤ちゃんに入浴剤を使う場合はどんなことを注意したらいいのでしょうか。
また、赤ちゃんに向く入浴剤はあるのでしょうか。
赤ちゃんと入浴剤の関係については、「赤ちゃんに使用できる入浴剤を使う」「困ったらお医者さんに相談すること」「入浴剤を使った時のお風呂の床はツルツル」「赤ちゃんが誤飲しないように」の4つの注意点を特に気に留めておくことが大切です。
赤ちゃん用の入浴剤も!赤ちゃんに使用できる入浴剤を使う
赤ちゃんの肌はデリケートです。
体の面積は大人の半分もないのに、毛穴や汗腺の数は大人と変わりません。清潔に保ってあげなければ炎症などのリスクがあります。
お風呂のお湯には水道水が使われますが、水道水には注意点が・・・
水道水のデメリットは皮脂を剥がしてしまうこと
水道水に含まれる塩素には殺菌作用がある反面、殺菌の侵入を防ぐ皮脂をはがしてしまうというデメリットがあります。
皮脂が少なくなると、お肌の水分量が減ってしまいます。
つまり、お肌が乾燥してしまうのです。
ですから、この水道水の肌が乾いてしまうってデメリットを打ち消すためには、体を優しく包み込んでくれるような、保湿効果のある入浴剤が向いています。
そうすると、肌のきれいなかわいい赤ちゃんが、かわいいまま成長してくれるわけですね。
保湿効果のある入浴剤の中には赤ちゃんに使うことのできる入浴剤もあります。
有名なところでは、「薬用入浴剤ソフレ」です。しっとりとしたソフレのお湯は刺激が少なく、保湿に優れているところが赤ちゃん向きです。
「ソフレベビー」は赤ちゃんのオムツかぶれや汗疹も予防できる入浴剤として知られています。
赤ちゃんのお風呂の困りごとはお医者さんに相談を
お子さんによっては、肌が弱いなどのお悩みを抱えている場合があります。
赤ちゃんは生後3カ月から半年頃になれば、刺激の少ない、そして赤ちゃんでも大丈夫な入浴剤を使うことができるとされています。
しかし、赤ちゃんの健康状態によっては、もう少し様子見をした方がいいかもしれません。
入浴剤の利用や肌トラブルで疑問や悩みがあれば、入浴剤を使う前にきちんとお医者さんに相談することが大切です。
入浴剤やシャワージェルを使った後のツルツルにも注意!
乳液タイプの入浴剤を使った後にお風呂から上がると、お風呂の床がツルツル滑ると感じられることはありませんか。
入浴剤の成分やタイプによっては、お風呂から上がった人の足に付着している入浴剤入りのお湯や、体からポタポタ落ちる滴でお風呂の床が非常にツルツルした状態になってしまいます。
歩きはじめたばかりの赤ちゃんは、特に床のツルツルに注意してあげたいですね。
入浴剤の入ったお湯を赤ちゃんが誤飲しないよう要注意
赤ちゃんは大人より体が小さいため、お風呂で小さな波が起きるとうっかり「ごくん」とお湯を飲んでしまうことがあります。
また、大人が予想しないような行動をとることがあるため、「いつものお湯と色が違う」「いい匂いがする」と感じると、子供特有の感性で、お湯をごくんとやってしまう可能性があります。小さなお子さんとお風呂に入る時は、入浴剤入りのお湯の誤飲には要注意です!
4つの注意点に気をつけて、大人も赤ちゃんも夏のバスタイムをすっきり楽しんでくださいね!